竜鎖アゴハッサム【S12/最終2122(35位)】
剣盾S12シングルで使用した構築を紹介します。
【使用構築】
【構築経緯】
①どくどく採用のアーゴヨンからスタート
好んで使っていたアーゴヨンがDLCで解禁されたためアーゴヨンから構築をスタートしました。アーゴヨンの処理ルートとして、「タイプ受けでの誤魔化し」と「対面ダイマックスによる処理」が多く取られたので、両者に刺さる身代わりの採用を決定しました。さらに、身代わりのタイミングで投げられるポケモンを崩す毒々も併せて採用、身代わりを盾に被役割対象に毒を撃ち逃げし、サイクル下で削って最終的にアーゴヨンを通すことを構築のコンセプトに決定しました。
②引き先としてハッサムを採用
コンセプト上、アーゴヨンの不利対面での引き先が必要で、当初は受け寄りのポケモンを引き先として採用していました。しかし、アーゴヨンが潰しとして機能しづらくサイクル介入も難しいことから、選出、立ち回り共に窮屈でした。そのため、アーゴヨンを着地させること、ある程度攻めに寄せることを意識した引き先を選びました。
その引き先1体目としてハッサムを採用しました。アーゴヨンとの相性補完に優れることに加え、蜻蛉による対面操作ができること、剣舞バレットによる掃除役になれることから戦術面での相性が特に良くアゴハッサムの並びを軸に決定しました。
③初手要員としてサンダーを採用
アーゴヨン初手の選出は不安定なことが多く、積極的に初手投げするポケモンが欲しいと感じました。そこで初手のボルトチェンジから有利対面を狙っていける耐久振りのサンダーを採用しました。耐久値からある程度の引き先にもなれ、毒を刺した相手に羽で粘れる点も相性が良いです。
④切り返し役としてミミッキュを採用
相手のダイマックスを身代わりで透かす立ち回りをする上で、ダイジェットを撃たれた場合の切り返しが必要でした。そこで後出しからトリックルームと呪いで切り返しを行える耐久振りのミミッキュを採用しました。加えて身代わりも採用し、アーゴヨンと併せて呪い、毒のターンを相互に稼ぎ合えるようにし、立ち回り幅の拡張を狙いました。
⑤第2の攻めの軸としてウオノラゴンを採用
攻め寄りの引き先を採用したことで、高火力ポケモン複数の並びが受からず、毒の遂行も間に合わないため重いです。そのため、そのような並びを対面操作と併せて攻めていけるスカーフウオノラゴンを採用しました。アーゴヨンの範囲と毒の両方が通らないヒードランやウツロイドに大きく有利が取れる点も第2の軸として重要です。
⑥補完としてポリゴン2を採用
ここまでで、ランドロスやカイリューへの引き先と、トリックルームでの切り返し時にアタッカーになるポケモンが欲しいと感じました。それに加えて、再生で毒の粘りができる点も相性が良いと考えポリゴン2を採用し構築を決定しました。
【ポケモン紹介】
②ハッサム
③サンダー
⑤ウオノラゴン
【選出】
・アーゴヨン+引き先 +
1つ目の軸。アーゴヨンの有利対面から身代わりを貼り、毒での崩しを狙います。サイクルでアーゴヨンの被役割対象を削ってアーゴヨンの一貫を狙うこと、毒を刺し回復技持ちで詰ませることの2つが大きな勝ち筋です。
・ウオノラゴン + 引き先 +
2つ目の軸。ウオノラゴンの行動回数を増やすことが勝ちに直結するのでひたすら対面操作を狙います。
・嵌めリレー + ( + )
アーゴヨンとミミッキュの毒と呪いのターンを相互に身代わりで稼ぐ選出。「ミミッキュの呪いからアーゴヨンの身代わりでブーストの起点にするルート」と「アーゴヨンの毒からミミッキュの身代わり連打、後発にトリル呪いを刺してポリゴン2で締めるルート」の2つが主です。
上記いずれも通りそうにない場合はサイクル選出を基本にします。
【反省点】
・受けの並びのドヒドイデが崩せない
ミミッキュでドヒドイデに呪いを刺した状態でウオノラゴンを対面させ裏を崩してTODが勝ち筋になります。それをケアされると崩す術がありません。あまりマッチングしなかった、有効な対策が思いつかなかったのでこの程度に留めました。
・速いポケモンが重い
アーゴヨン、ウオノラゴンより速いポケモンは全体的に重いです。ダイマックスを絡めた対面処理を主に狙うので、蜻蛉やボルチェンのあるフェローチェやレジエレキは特に重いです。
・要塞系のポケモンが重い
耐久積みポケモンの崩しは毒や呪いに依存してるので、不意の瞑想+眠るのポケモンが重く鉄壁ランクルスは勝てません。このタイプでメジャーなクレセリアはハッサムで有利が取れるので他は切りました。
【結果】
最終2122 35位