ダイナハッサムCherick【S21/最終2111(61位)】
剣盾S21シングルで使用した構築を紹介します。
【使用構築】
【構築経緯】
①クッション型のハッサムからスタート
最も強いポケモンであるハッサムがルール変更による追い風を受けていたので、主軸として構築をスタートしました。ダイマックスが無いことで、対面操作から押し付けるアタッカーの幅が大きく広がり、削った相手へ剣舞バレットでの遂行がしやすくなったので、型はこれらを活かせるクッション型としました。また、伝説環境ではザシアンへの引き先になれる点も強力なのでHBゴツメ型とし、S15で自身が使った構築をベースに、対面操作+アタッカーを構築コンセプトに決定しました。
②アタッカー役としてムゲンダイナを採用
アタッカー役には、ハッサムとの相性補完に優れることに加え、ザシアンを削ることで有利関係を逆転できる点を強く評価し、ムゲンダイナを採用しました。一般枠が不利な伝説の対策で埋まりやすい伝説戦では、伝説同士の有利関係の逆転を狙うことで勝ちやすくなると考えてのことです。また、自己再生とヘドロ爆弾による詰ませや崩し、耐久と耐性による引き先などの広い役割から選出枠を圧縮しやすく、クッションハッサムを選出に絡めやすい点も非常に優秀です。
③高速アタッカーとして霊獣ランドロスを採用
ザシアンの耐久振りが主流なことやムゲンダイナを削りたくない場合を踏まえると、ザシアンを上から縛れるポケモンが必要でした。その役割として、ハッサム、ムゲンダイナとの相性補完に優れるスカーフ霊獣ランドロスを採用しました。地震の一貫を狙うのは難しいですが、蜻蛉による削り、威嚇による裏の再生や積みの補助ができる点が特に強力で、十分補える範囲だと感じ採用しました。
④崩しアタッカーとしてバンギラスを採用
メジャーな伝説のうち黒バドレックス、ムゲンダイナが一貫しているので対策が必要でした。取り巻きの性質上、長期的サイクルが難しいこと、受け寄りの並びが重いことも踏まえ、対面操作とも相性が良い鉢巻きバンギラスを採用しました。
⑤あくび展開を意識しカプ・レヒレを採用
ここまでで相手のあくび展開が切れず、またムゲンダイナをバンギラスだけで見るのも不安定だったので、ミストフィールドで補助できるカプ・レヒレを採用しました。あくび展開はザシアンと組まれていることが多いため、撃ち逃げしてもサイクル負けしないよう火力の出る型で採用し、構築全体で足並みが揃うようにしました。
⑥補完としてテッカグヤを採用
最後の枠には、ヒードランやラッキーの絡んだサイクルが厳しいこと、日食ネクロズマに勝てないことが課題だったので、これらを意識し身代わりと地震を搭載したテッカグヤを採用しました。バンギラスだけでは崩せない受けループに対し、宿り木による崩しの補佐ができること、構築全体で重いランドロスに強いことも重要な点です。
【ポケモン紹介】
①ハッサム
②ムゲンダイナ
③霊獣ランドロス
【選出】
相手の伝説枠に応じて1体決め、取り巻きに応じて残り2体を選ぶ受動的な選出がほとんどでした。以下が確定選出枠です。
ザシアン → ハッサム
黒バドレックス → バンギラス
ムゲンダイナ → バンギラス
ゼルネアス → ムゲンダイナ + ハッサム
カイオーガ → ムゲンダイナ + ランドロス
日食ネクロズマ → テッカグヤ
【結果】
最終2111 61位